トピックス - 第8回大阪湾生き物一斉調査・実施報告

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第8回大阪湾生き物一斉調査・実施報告2015/06/05

5月31日、堺2区生物共生型護岸にて生き物一斉調査を実施しました。 


 堺2区は第3回の大阪湾生き物一斉調査から実施ていて、今年は6年めの調査になります。この場所は3年前に友海ビーチと名付けられましたが、ふだんは柵で囲まれている所です。共同主催ということで大阪自然環境保全協会さんと一緒に実施していますが、保全協会さんは一般参加者への体験学習指導プログラムに注力されているので、たいへん勉強になります。

 さて、この場所では採取調査の前に「釣りによる調査」を実施しています。今回も早朝より9時ごろまで調査をしました。エビ撒き釣りで、ハネ45〜63cm12匹、キビレ35cm2匹が釣れました。一般の方も参加されましたが、ズボ釣りで釣れるガシラ等の根魚は少ない場所なので、そういった種類は今回も釣れませんでした。



 採取調査の参加者は10時ごろに到着し、ライジャケを着用して、この場所の説明、採取の方法、今回のテーマ生物「ヤドカリ」についての説明をしました。早朝に釣れた魚も見てもらって、欲しい人にお渡ししました。


 採取調査の前に水質調査も行いました。水温は表層で23℃、底4.3mで22℃です。塩分濃度は表層が12‰、底層が27‰。DO値は7mg/l。緑っぽい水の色。透明度1m。気温は24℃、北西の風です。

 10時半頃から人工干潟に入水して採取をしました。
 海岸生物研究会の山西良平先生と山崎隆司先生が解説をして下さいました。


 魚類ではマコガレイ、ヒメハゼ、ムラソイ、ボラ、ヒモハゼなど。
 カニ類ではタカノケフサイソガニ。
 貝類ではコウロエンヒバリガイ、ヤマトシジミ。
 エビ類ではユビナガスジエビ、ヨコエビなど。
 フジツボ類ではヨーロップフジツボ。
 ゴカイ類ではアシナガゴカイ。
 両生類ミシシッピアカミミガメ。
 藻類ではスジアオノリ、ヒメアヤギヌ。
 ヤドカリではユビナガホンヤドカリだけで、右手が大きなホンヤドカリは見つかりませんでした。


 小さな干潟で、種類は多くはありませんが、いろんな生物が生息していることが分かりました。ヤドカリは1種でしたが、この場所で調査を始めた時からすればたいへん数が多くなりました。最初の頃は宿となる貝がなかったのです。
 この場所での調査は12時半頃に終了しました。

 大阪湾生き物一斉調査の調査結果は、学術的な検証をした上で、大阪湾環境データベースに発表されます。この調査が調査だけに終わらず、調査結果をもとに,大阪湾の自然再生につなげることができればと思います。また人工干潟の造成、市民への解放などにつながるように願っています。


 参加者は一般36名、保全協会7名、釣り文化12名、事務局4名、大阪港湾2名、シファル1名、講師2名で合計64名でした。
(報告萱間)

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